昭和34年3月23日(1959) 高卒新入社員15名の初出社日 

明石製作所の昭和34年度高卒新入社員の入社試験は、前年秋に実施された。
そして、採用決定の15名には合格通知が届いていた。
年が明けて3月、明石製作所からは、下の封書が届いた。
◇ 昭和34年3月10日 消印 ◇
     














































切手は十円だった。封筒の裏はには、当時の事業所が・・・丸の内は本社ではなく、事務所と
事務所 東京都千代田区丸の内仲八号館
工場  東京都品川区東品川五丁目一番地
大阪出張所 大阪市北区絹笠町五十番地堂ビル六一一号


芽出たく御卒業のこととお慶び申し上げます 就きましては左記により、
御出勤願いたく、此段お知らせ申し上げます。
・・・・・

◇ 昭和34年3月23日、不安と期待の初出勤 ◇

三十四年度新入社員のうち、高校新卒者十五名は三月二十三日より、大卒新卒者は四月一日より、
今回新たに設けた教育実習に入り工作現場において実習を行っていたが、
五月六日全員無事に終了、同時に配属部も確定して、いよいよ社の一員としてスタートした。
(上の三行は、社内誌「あかし」第六号39ページより)


◇ 昭和34年6月21日 辞令 ◇

辞令 昭和34年6月21日 株式會社明石製作所 代表取締役 明石和彦

準社員 ○○○○
技能職に任ず
生産部検査係勤務を命ず
月俸 9,000 円を給す

準社員、試用期間の呼称?当時の一般的な形だったろうか。初任給9千円、相場だったろうか

 

入社して、十余年、嬉しい頂きものだった。

黄金に輝く盃と徳利のセットは、十年間、無遅刻、無欠勤の精勤に対して頂いたもの。

あの頃、明石は、この盃のように輝いていた。


 

そして、時は流れ・・・
数々の思い出を残し・・・


◇ 平成11年9月(1999)、勤続40年定年退職 ◇

職場の社名、明石製作所は変わってしまったが、
無事勤め上げ、職場の皆さんが送別会を・・・




(上の一連の情報提供者 森井時夫様)
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