1919 Dec  固形インク 1917 Nov                 明石和衛

1919 Dec  SOLID INK 1917 Nov
この特許を申請したのは、明石製作所創業の翌年。(1917)
文房具製造会社を買収してスタートした明石。
この企業が持っていた商品、人材、市場も活かそうとしたのであろうか。
シャープ創業者早川徳次が金属製繰出式シャープペンシルを発明。
実用新案取得がこの頃。(1916)
固形インクとは、シャープペンの芯が狙いではなかったか。

1927 Mar ビームコンパス 1923 Jul                 明石和衛

1927 Mar BEAM CONPASS 1923 Jul

1928 Aug 長さ調節脚付コンパス 1923 Jul               明石和衛

1928 Aug DRAWING COMPASS HAVING A LENGTHENING DEVICE OF LEG  1923 Jul



上の2件のコンパスの特許。
申請したのは、明石製作所創業から7年後。(1923)
買収した文房具製造会社の商品と関係があっただろうか。
後年、昭和28年、和衛社長は、コンパスを創りたいとの呟きを
臨時に社用車の運転を担当していた、室伏信吾さんは聞いたとのこと。
コガネイを再建した社長は、試験機中心の事業に何かを感じていただろうか。

1958 Jun 顕微鏡・マイクロメータ付ナイフエッジ 1956 Sep       明石和彦

1958 Jun KNIFE-EDGES INSERTED IN THE MICROMETER OCULAR OF A MICROSCOPE
1956 Sep


この特許は、昭和31年(1956)に、和彦社長が申請。
この構成は、明石のヒット商品、微小高度計の圧痕測定の基本部分そのもの。
微小高度計自体は、昭和29年米国展示会に出展している。
特許になったのはよかったが、申請は遅すぎるような。
あるいは、初期の微小硬度計は、この構成ではなかったということだろうか。

鹿熊英昭様資料提供。
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